「ダイエットの為の運動=有酸素運動」となってはいませんか?
有酸素運動は確かに脂肪を燃焼させる効果がありますが、有酸素運動だけではダイエットを成功することはできません。
有酸素運動だけではなく、ほかの方法を取り入れることでダイエット効果は跳ね上がります。
今回は、なぜ有酸素運動だけではダメなのか。有酸素運動との効果的な組み合わせをご紹介いたします。
目次.
1.有酸素運動とは?
有酸素運動についておさらいをしておきましょう。
簡単に説明すると、有酸素運動とは「長時間にわたる軽運動」となります。
筋肉に負担の軽い運動を長時間行うことによって、カラダはエネルギーを消費します(実は、無酸素運動よりも有酸素運動の方がエネルギーの消費量は多いのです。)
運動初めからエネルギーとして消費されるのは血液に含まれているエネルギーですが、一定以上運動を続けていると、次はカラダに蓄えられている脂肪が消費されていきます。
それが有酸素運動によるダイエット効果となるのです。
2.なぜ有酸素運動だけではダメなの?
上記では、有酸素運動をすることでダイエット効果が得られることをご説明いたしました。脂肪を燃焼してくれるのに、なぜそれがダイエットの成功に繋がらないのか気になりますよね。
問題は、脂肪を燃焼する場所にあったのです。
有酸素運動によって脂肪が燃焼される場所は筋肉です。
もちろん脂肪の燃焼量は自身の筋肉量に伴われます。筋肉量の少ない人は、脂肪を燃やすための焼却炉が足りないということ。つまり、筋肉の細い人が、いきなり有酸素運動をしても、脂肪を燃焼する場所が少ないので単に疲れるだけ…。ほとんど脂肪は燃えないでしょう。
それを気づかずに有酸素運動だけを長時間続けていると、かえってダイエットとは逆の効果を引き起こしかねません。意外ですよね。
有酸素運動で結果のでないダイエットを行っていると、慢性的にストレスが溜まります。ストレスが溜まると“コルチゾール”というストレスホルモンが分泌されます。このコルチゾールはカラダの中の成長ホルモンを減少させます。そもそもこの成長ホルモンも脂肪を燃焼させてくれる作用を持っているため、コルチゾールにより減少させられると、もっと痩せにくいカラダになってしまいます。
さらに、コルチゾールは筋肉量も減らすため、エネルギー代謝が落ちます。余計に有酸素運動の効果が出にくくなるわけですね。
3.組み合わせたほうがいい方法
①無酸素運動
無酸素運動は、有酸素運動と組み合わせたほうがいい代表です。
筋肉量をアップさせて、脂肪が燃焼する場所を確保することが理由に挙げられます。筋肉がつくと、有酸素運動の負荷自体が軽く感じてきて、楽になるはずです。そうすると、ストレスも軽減されてエネルギー代謝も落ちづらくなり、有酸素運動も相乗的に効果が出てくるはずです。
また、無酸素運動を行うと体内では成長ホルモンが大量に分泌されます。そうすると、その影響でカラダに蓄積されている体脂肪が分解され、血中に「遊離脂肪酸」という形で放出されます。
血中に放出されるという事は、エネルギーとして使用されやすくなったということ。つまり、有酸素運動における体脂肪燃焼率を増やしてくれるのです。なので、効率よく痩せたいのならば、「無酸素運動」を行った後に「有酸素運動」を行うようにしましょう。
②食事
ざっくりとした組み合わせだと思われるかもしれませんが、食事の正しい組み合わせが出来なければ、有酸素運動での減量や体形の変化も望めません。
さらに、ダイエット中だからといって食事量を減らしていては、体調も崩しかねないので注意も必要なのです
- 有酸素運動のみ行う場合
有酸素運動のみを行う場合は、運動の3~4時間前までには食事を済ませておきましょう。有酸素運動で脂肪燃焼を円滑に行いたいのなら、少々空腹時の方が効果的です。食事の内容は1汁2菜で、タンパク質と野菜もしっかりと摂取して、活発な脂肪燃焼に備えましょう。
- 無酸素運動と有酸素運動を行う場合
この両方を行う場合は、たくさんのエネルギーを必要とします。無酸素運動の筋トレを行う時、1~2時間じっくり有酸素運動に取り組みたい時などは、運動を始める1.5~2時間前までに食事を済ませておきましょう。
筋トレのような瞬発的な筋肉が必要な時は、糖質をエネルギーとするので、ご飯やパン、麺類などの主食で糖質を補給できる食事が理想的です。
4.まとめ
いかがでしたか?
有酸素運動のみでダイエットを行うと結果が出なくなり、ストレスが溜まることで太るという悪循環が生まれてしまいます。
そうなる前に、有酸素運動に組み合わせる方法をしっかりと取り入れて、無理なくストレスが溜まらず、結果の出るダイエットを行っていきましょう。
