その匂い、良い香りですが大丈夫ですか?

気がつけば、私たちの周りにはたくさんの香りであふれています。
- トイレの芳香剤
- 柔軟剤
- ボディクリーム
- ディッシュソープ
- 香水
- 靴などの消臭スプレー
日用品の中には、たくさんの香料が使われています。
香り付きのものがあふれる中、中には香りで気分が悪くなる人がいるのを
ご存知ですか?
あなたは大丈夫?匂いから起こる体調不良の原因と症状

なぜか突然気分が悪くなる、何かの匂いを嗅ぐとめまいがする、
といった方は、もしかしたら「化学物質過敏症」かもしれません。
化学物質過敏症とは、ある化学物質に多く接触することで、
ある日突然その化学物質に触れると体調不良が引き起こされる病気のことです。
症状は人によって様々ですが、
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
など、一見他の病気と症状は似ているものが多いです。
妊婦さんも、妊娠初期の頃は匂いに敏感と言いますが、
それが日常的に起こるとなると、仕事にも支障がおきかねません。
すべての香りを避けることは難しいので、
なるべく体に害のない天然の香りを身近に置きたいですね。
では、どんな香りが安全で良い香りなのでしょうか?
エッセンシャルオイルは100%天然素材!

エッセンシャルオイルとは、植物の香り成分のみ抽出して作られた
100%天然のものです。
日本語では「精油」とも表記され、
アロマテラピーなどで使われるのがエッセンシャルオイルです。
アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いは?

前述の通り、エッセンシャルオイルは「100%天然」です。
それに比べて、合成の芳香物質が含まれているものを
アロマオイルと表記します。
アロマオイルは「香りを楽しむ」のがメインで、
それ以外の使用方法はオススメできません。
例えばアロマバスやアロマトリートメントにも使用するのであれば、
「エッセンシャルオイル」を使用しましょう。
エッセンシャルオイルは肌に使用することができ、
種類によっては乾燥の改善や
血行を促進させてむくみの解消などにもつながります。
シングルオイルとブレンドオイルの違い

エッセンシャルオイルには、「シングルオイル」と「ブレンドオイル」があります。
シングルオイルは一種類の精油から作られているもの、
ブレンドオイルは複数の精油をブレンドして作られているもののことです。
シングルオイル単体でも楽しむことができますし、
複数の香りが程よくブレンドされているブレンドオイルもオススメですよ!
エッセンシャルオイルの匂い別の楽しみ方
エッセンシャルオイルは200~300種類ほどあると言われており、
香りの種類によって気分によって使いわけることで
アロマテラピー効果が期待できます!
香りは大きく分けて7種類あり、1つ1つご紹介していきます。
①初心者にオススメ!柑橘系

柑橘系の果物などから抽出されています。
爽やかでほんのり甘く、人気のある香りです。
オレンジ
グレープフルーツ
マンダリン
柚子
などがあります。
②フローラル系

主に花から抽出されています。
甘く優しい香りで、女性が特に好む香りです。
カモミール
ジャスミン
ゼラニウム
ラベンダー
などがあります。
③ハーブ系

ハーブの花や葉から抽出されています。
すっきりとした爽やかな香りです。
ペパーミント
セージ
セントジョンズワート
バジル
などがあります。
④樹木系

樹の葉や枝、皮から抽出されています。
自然を感じるリラックス効果のある香りです。
ティートリー
スギ
ヒノキ
ユーカリ
などがあります。
⑤樹脂系

木の樹脂から抽出されています。
樹木の清涼感のある香りと異なり、濃厚な甘みのある香りです。
フランキンセンス
ベンゾイン
エレミ
シストローズ
などがあります。
⑥スパイス系

香辛料にも使われる植物から抽出されています。
刺激の強い香りです。
シナモン
ジンジャー
バニラ
クミン
などがあります。
⑦オリエンタル系

東南アジアやお寺のような異国情緒あふれる香りです。
単体では香りが強いので、ブレンドするのがオススメです。
ブレンド
イランイラン
サンダルウッド
ナツメグ
スパイスナード
などがあります。
もっと詳しいエッセンシャルオイルの種類を知りたい方は、
こちらも参考にしてみてください。
生活の中に取り入れよう!エッセンシャルオイルの楽しみ方

香りを楽しむほかにも、様々な使用方法があります。
今回は、簡単に楽しめるエッセンシャルオイルの活用方法をご紹介します。
気分スッキリ!持ち歩いて好きな時にリフレッシュ!

エッセンシャルオイルは小さな容器に入ってますし、携帯にも便利です。
ハンカチやティッシュなどに数滴たらして香りを嗅ぐだけでも、
気分が落ち着きますよ。
お部屋の芳香剤として!サロンのような空間を演出!

ポプリやドライフラワーに数滴落とし、お部屋の芳香剤として使用します。
ドライフラワーを飾ることで華やかになりますし、
いつもの空間が癒しの空間に変身します!
ドライフラワーがない時や、カップなどに熱湯を入れると
湯気の立っている間は香りを楽しむことができますよ。
リラックス効果倍増!1日の疲れを取るアロマバス

お風呂に数滴落とすだけで、簡単にアロマバスを楽しむことができます。
暖かい湯気と一緒に精油の香りを楽しむことで、
通常のお風呂よりもリラクゼーション効果が倍増するそうです。
アロマバスにオススメの精油は、
- ラベンダー
- カモミール
- ローズマリー
- グレープフルーツ
などです。
アロマバスのやり方は、
- バスタブに精油を1~5滴入れる
- よくかき混ぜて、お湯と精油をなじませる
- バスタブに浸かり、アロマバスを楽しむ
です。
ぜひ試してみてください!
頑張った自分にご褒美!アロママッサージ

ボディクリームを塗る時にマッサージをしながら塗るのも気持ち良いですが、
エッセンシャルオイルの働きを取り入れたアロママッサージもオススメです!
<アロママッサージのやり方>
用意するもの
・希釈用オイル(キャリアオイル)・・・植物油のホホバオイルがオススメです
・お好みにエッセンシャルオイル・・・オレンジ、ラベンダーなどがオススメです。
悩み・症状別に知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。
分量
キャリアオイル10mlに対して、エッセンシャルオイル2滴を混ぜる、濃度が1%以下になるようにブレンドしていきます。
手順
- マッサージオイルを手の平に適量のせて少し温めてから、
- マッサージしたい部分にオイルを伸ばし、優しくマッサージしていきます。
- 手の平とマッサージ部分の摩擦が起きないように
- 優しくマッサージしていきます。
<アロママッサージの注意点>
エッセンシャルオイルは必ず希釈しましょう
エッセンシャルオイルは100%天然ですが、原液をそのまま肌へつけるのは
肌への刺激になってしまうので、必ずキャリアオイルを使用しましょう。
エッセンシャルオイルの種類にも注意
また、エッセンシャルオイルの種類によっては肌へ強い刺激を与えてしまうので
タイムホワイト
シナモンリーフ
などは避けましょう。
妊婦さんや乳幼児への使用は避けましょう
妊婦さんや3才未満の乳幼児はお肌がデリケートな状態となっています。
精油の種類によっては体に悪影響を及ぼす成分が含まれている可能性がありますので
アロママッサージは控えた方がいいでしょう。
天然の香りを取り入れることで、気分良く過ごせそうですね!
香りもたくさんあるので、毎日違った香りを楽しむのもオススメです!
ぜひ試してみてください!